株式投資−初心者卒業講座 口座開設から始めよう! そもそも株取引とは?

本日 

・株式とは

会社を経営していくためには、多額の資金が必要になり、会社は多くの人から事業を行うための運営資金を求めます。
この集めた運営資金を資本金といい、会社が存続する以上返済しなくても良い安定した資金として使用します。
(その点返済が必要な借入金と根本的に違います。)
その資金を出資した人を株主といい、その出資に対する株主の権利を表わす証書として、株式を発行します。
つまり株式とは、株式会社が出資者(株主)に対して発行する出資証券のことです。

・株主の権利と義務

株式を有する事で、取得株数に応じた議決権を行使する権利や、利益の分配を受ける権利を有し、間接的に経営に参加する事になります。株主総会に参加して持ち株に応じて発言権を有する事になります。
また、会社が倒産や解散した場合、その時に残った財産の分配を受ける権利を有しますが、出資額を限度とする有限責任を負うことになります。
有限責任と言うのは、会社が倒産しても、債権者に対して債務弁済する義務を負うことはなく、株主の責任範囲は出資額を限度とすると言うことです。
従って、別途何かしら要求される事は無く、最悪自分の出資額(株式購入した金額)を諦める事で済みます。

ちなみに無限責任というのは会社の債務(借金)を全額保証する義務があることを言います。

・株主投資の魅力とリスク

魅力としては、なんと言ってもキャピタルゲイン(値上がり益)のを得られる事と、インカムゲイン(配当金・株主優待)が得られる事だと思います。 
成長著しい会社の株であれば、大きな値上がり益を得る事も可能になります。
また、配当も預金と比べて高い利率のものがあり、株主優待に関しては株主しか手に入れられないようなレアものがあったり、鉄道や航空会社の優待は、50%引きになるような割引券の場合もあります。

その他株主総会に出席する権利を得られます。
芸能関係の株主総会直後に芸能人に会えたり、ゲームソフト会社では発売前の新作ソフトに触れられたり、料理関係の会社ではおいしい料理が食べられたりと言う、楽しい特典のある会社もあります。

最後に、世界情勢や経済の知識が身につきます。
政治・原油相場・天災や気候等・流行品など様々なものに影響されて株価が変わってくるので、常に新しい情報を収集していく事になるので、世の中の色々な事に詳しくなれます。

リスクとしては、常に株価は上がるとは限りません。
値下がりリスクや最悪の場合倒産して株式が紙くずになる事があります。
常にアンテナを張り巡らせ、分析や情報収集をが必要です。
株式投資は自己責任です、他人に惑わされず、また、損をしないための自己ルールを確立させて無理の無い投資を行いましょう。