株式投資−初心者卒業講座 口座開設から始めよう! そもそも株取引とは?

本日 

・株はどうやって買うの?

一般的に株式は、証券会社の口座を通して、証券市場で売買する事になります。
日本の株式に関しては証券市場に上場されているものであれば、通常どの証券会社でも売買可能です。
ただし、証券市場に上場していない株は買うことが出来ません。
(正確には証券会社内で売買される店頭銘柄というものがありますし、上場しなくてもご自分で売買の相手を見つければ売り買い出来ます。)

そして、証券市場は世界中の各国にあります。大変な制限(例えばベトナムの株取引したいと思ったら、その国の証券会社に出向いて口座を開くとか、投資信託を通じて購入するとか) がある場合がありますが、最近は、かなり多くの国の株に触れることができるようになりました。
証券会社によっては、まだ全てではないですが、日本以外の市場は取り扱いができます。

未成年者で株の売買をはじめたいという方もいるでしょうが、残念ながら一部の証券会社でしか口座開設できません。
未成年者でも口座開設できる証券会社を、お勧め証券会社で紹介しています。

こちらで実際の株取引の仕方や注文の仕方は説明しています。

・株はいくらからかえるの?

株価は売買金額×売買単位で決まります。
様々な株価と購入単位があるので、いくらで買えると言うのは無いのですが、例えばライブドアのように数百円で1株から買えるものやJTのように100万円以上で1株から買えるもの、その他1500円以上で1000株から買えるもの様々です。

株を購入する際の最小単位を1単元と言います。
この1単元は株式会社ごとに違うので、多くの場合は1000株ですが、1株の場合も500株の場合もあり色々です。
例えば100万円持っていて600円の株で最小単元数が1000株のを購入しようとした場合、最大数買うとしても600円×1000株分しか買えません。
これが、最小単元数が100株ならば1600株買えるの事になります。

証券会社によってはミニ株やプチ株と言って最小単元の10分の1の単位から買うことが出来ます。
このミニ株制度を使えば購入資金も少なくすむのですが、優待品目的で買う場合は優待品が手に入らない場合があるので注意が必要です。
優待品はある一定の株数持っていないと権利が無いのでミニ株利用の場合はもらえないことがあります。

その他、株ではないのですが、特長のある株を多くの人と共有するという考えで、投資信託を利用すれば1万円程度から買うことが出来ます。あと、手数料もかかりますのでお忘れなく。

・株式の保管はどうするの?

購入した株式は証券会社を通して、「ほふり」に預けられる形になります。
従って通常個人で株式を保管することはありません。手続きをとれば手元で保管することも可能になりますが、将来的には紙としての株券自体廃止にする予定なので注意が必要です。

「ほふり」とは証券保管振替機構の略で、証券の受け渡しを簡素化するために設置された機関です。
オンライン取引で買った株は、自動的に証券会社を通して、「ほふり」で保管され「ほふり」名義に書き換えられます。
えっ?自分の名義じゃないの?とお思いでしょうが、安心してください。
この「ほふり」を通す事で、株主の名義は「ほふり」になりますが、株を買った人は「所有者(実質株主)」として登録されますので、名義書換などの手続きをしなくても配当や議決権などの株主権利が得られます。
ちなみに、このように名義人ではなく証券の実質的保有者を株主とする制度を、実質株主制度と言います。

基本的にネット証券はこれを利用しているので、知らずに利用している方多いでしょうね。

そして、ほふりに預託している株券は、もし証券会社が倒産した通しても証券会社の資産と区別して管理されている為、ほふりで保全されます。